岡村靖幸復活ライブ 「エチケット」@STUDIO COAST

岡村靖幸復活ライブ 「エチケット」@STUDIO COASTに行ってきました。


※【注意】ネタバレあります。


岡村ちゃん大好きなんすよ。でも今回のライブで初生岡村ちゃんだったんですよ。
ちゃうんすよ。元々在宅派なんで、現場に行くって意志があんまりなくて。テレビで観てれば十分なんじゃない?遠いところにお金払って出かける必要もないし、みたいな感じだったんですよ。


百聞は一見にしかず。「やっぱ現場だな!」ってのは、ライブにたくさん行くようになったここ数年のモチベーションなんすよ。
実際に見て聴いて感じるのって大事だろって。そんな風に自分が変化しているところに復活ライブ。行かなくちゃ。君に会いに行かなくちゃって思って。


STUDIO COASTageHa営業の時には何度も来ているんですけど、ライブハウスとして来るのは初めて。縦に使うクラブスタイルではなく、横に使うってのと、天井のスピーカの群れは降りてこないってのは事前知識として持ってました。
確かにそのセッティングで。番号の割にはひとが入ってない。開演ギリギリにどどっと増えました。平日ですしね。


ライブはアルバムバージョン「どうなっちゃってんだよ」でスタート。
ステージには幕が下りたまま流れるイントロ。フロアはそれだけで沸いて、緩やかに圧縮。そして幕が開く。
岡村ちゃん実在した!」って感じなんですよ。そこにいるんですよ。「わーっ!」って。「わーっ!」しか出てこなくて。


友人には「足かけ20年でやっと本物観ることができた!」って言ってて、そのつもりだったんですけど、よくよく数えてみたら25年間でした。四半世紀かって(笑)
岡村ちゃんとの出会いは渡辺美里への提供曲「19才の秘かな欲望」なんですね。藤沢駅前のダイヤモンドビルの一階にあったレンタルCDショップの「友&愛」で「Lovin' you」を借りて聴いてみたらなにこれこれ凄い。当時はTKの楽曲である「My Revolution」の方が圧倒的に支持を受けていて、「いやこっちの方がいいじゃん!」って秘かに思ってました。蛇足ですけどこのアルバムに収録されている曲では「君はクロール」と「嵐ヶ丘」が好きです。どっちも岡村ちゃんじゃないですけど。
どんなひとが作ってんのよ?って思ってOUT OF BLUE」には行きついたんですが、こっちはあんまりピンと来なくて。
「Lovin' you」の翌年の87年の「Dog Days」、88年の「SUPER GIRL」からのアルバム「DATE」でコレだよコレ!すげーぞおい!って大興奮して友達にカセットにダビングして配ったりしたんですけど引っかかったのは数人でしたね。しょぼーん。
最高傑作「家庭教師」は90年に発売されて、「メンション!メンション!」だったんですけど「DATE」ショックを引きずる僕たち数人はあまり対外アピールもせずこっそりと盛り上がっていました。
逮捕されたり逮捕されたり逮捕されたりして、ちょっと岡村ちゃんに対する気持ちも切れかけてた時期もあったりしたけれど、私はげんきです。Youtubeに公開された「だいすき」で完全復活。凄い。やっぱり凄い。本物。


まあライブですね。
幕が開いて、そこには岡村ちゃんがいました。
輝いてました。
いきなりの「会いたかったよ!」で泣きましたよ。この夏はライブで泣かされてますね。
キュートでセクシーでクールで。格好つけたがりではにかみ屋さんで。
ドヤ顔きたよ!とかいい笑顔してんなー!とか思ったり。フロアの最後方からだったんですけど、すぐそこにいるんじゃないかっていうような存在感でしたね。
ダンスは往年のキレはなかったですけど、歌声は衰えてなくて。


MCは白石さんが担当してて、その間岡村ちゃんは休憩タイムなんですけど舞台袖に引っ込むのではなくステージで座ってる。それがなんか面白くて。
白石さんが「リクエストのハガキが来ています」って、まあ茶番なんですけど。「東京都のおかむ…ピーチ大好きさんから。僕は高校時代バスケットボール部に所属していて…」からの「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」「だいすき」メドレーが最高すぎました。前に突っ込みたくなったりしましたが、そういう雰囲気でもないのと女子率の高さと渋谷AXもあるし…と言うことで自重。
ギター一本で聴かせちゃうのも、アンコールのキーボード弾き語りも最高でした。最高しか言ってないけど最高だったので仕方がありません。


大阪、名古屋も行きたかったなー!失敗したなー!
岡村ちゃんだいすき!