ヤスタカと小室

POP2*0
http://d.hatena.ne.jp/snakefinger/20071228


みんな読んでるとは思いますが、リンクを張らずにはいられない内容でした。

なぜかテクノポップの末裔たちは、辛酸をなめ続けてきた歴史がある。だからこそ、打ち込みシーンから、あたかもピチカート・ファイヴコーネリアスへの返答のように、中田ヤスカタ氏が颯爽と登場してきたことに大きなインパクトを感じてしまうのだ。

私は小学生でYMOの洗礼を受けてからのピコピコ音楽好きです。
“バンドブーム”や“カラオケブーム”を「あっ、そう」と横目で見てました(「日本人のカラオケ文化」なんて犬に食わせてしまえと思いますが、横道にそれすぎなのでここでは触れません)。
どうしても、ヤスタカをテクノやテクノポップ復権の旗印として見ちゃいます。

やはり彼が職業作家ではなく、「限りなく職業作家的に対応もできる」アーティスト主義の人であると思わせる。このへんが、実は本業で何度か仕事ぶりを拝見させていただいたこともある、小室哲哉氏のスタイルに似ていると思わせるところなのだ(この人も、まったく芸能色に染まらず、基本的にTMネットワークが中心にあるという考え方を持っていた)。

小室。好きでしたね。いや、いまでも好きです。
ヤスタカとどこか似ていて、どこか似ていないと思い続けてきたんですが、「なるほど」と思わされました。


でも、Perfumecapsuleの音楽について、

私が聴く範囲では、それほど大きな違いはないと思う

と書いているのに違和感があるのは私がPerfumeにもcapsuleにも思い入れがあるからなんでしょう。
小室もTMとプロデュース作品に結構違いがあったような気がします。歌唱力の問題って気もしますが。


あとは別の話題なんですが、↓のように書いている。

プロの編集者は「商品原稿」をタダでブログでアップするようなバカなことはしない。

実は世に出ている雑誌で、ライターや編集者が自分の好きなことができている雑誌なんて、いまどきほとんどないのである。

私もプロのソフトウェア・エンジニアで、「趣味枠」でいろいろやってます。
発信したりするのも良いのかもしれないですね。