SIREN: New Translation

ネタバレあり。


SIREN: New Translation - PS3

SIREN: New Translation - PS3


2003年発売の「SIREN」の「新訳(New Translation)」と言う位置付けの作品。
廃墟、炭鉱、70年代、ホラーと、好き好きキーワードが並んでいるので前からやりたいとは思ってたんですが、「コレだけのためにPS3とか買えないよねぇ」とか思ってたんですが、年末に(勢いで)PS3買ったのでやってみましたよ。


私はまったくSIRENシリーズをやったことがありません。
SIRENに関する知識といったら、堤幸彦監督・市川由衣主演の映画くらい。しかも、その映画も知っているのはタイトルだけで、観てません。そんなヤツがいまさらやってみた感想、と言うことで読んでいただきたい。


  • グラフィック。超美麗。廃墟感抜群。


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  • ストーリーわからなさすぎ。ころころ登場人物が変わるので、繋がりがさっぱりわからない。ストーリーがループするのも唐突。「難解なシナリオ」と「分かり難いシナリオ」は違う。「SIREN」では関係図があったようで、それを使ってループを抜けるなど工夫されているが、それもなし。
  • それでいてクリア条件は簡単。サクサク進む。
  • 「蜘蛛屍人」「羽根屍人」の存在。特に「羽根屍人」はショボイ。「怪力屍人」はアリだと思う。
  • 屍人早すぎじゃね? 動きが素早いので、恐怖感がない。動きは遅いけど数がいっぱいでどうしようもない!みたいなのを期待してました。
  • 武器強すぎ。素手と武器ありの差が激しい。現実を考えてみると確かにそうなのかもしれないけど、いくらなんでも強すぎる。
  • ボス戦はいくらなんでもありえんだろ。


○がひとつしか思いつかない!
でも、つまらないかというとそうでもなくて、羽生蛇村の持っている空気感は最高です。メイキングの資料集めの執念は本当に感心する。他にもゲームと連動するサイトを立ち上げたりとか、キャラの顔の左右が対称じゃないとか、と言ったこだわりは面白いです(インスパイアされたと思われる、ブレアウィッチでもやってましたね)。
いや、でもねゲームとして面白いかとは別だよね、やっぱり。
非常に惜しいので、この素材を使って「SIREN」をリメイクしていただきたい。あと、屍人が出てこないモードで村を歩き回りたいなー。