X'mas 限定 SPECIAL LIVE "Aira Mitsuki×Saori@destiny"@川崎セルビアンナイト

デートピアが誇る二大アイドルが、雌雄を決するときが来た!
いままで接点のなかった二人が一緒にライブをするなんて、そういうプロレス的な展開を期待せずにはいられないんですよね。
出番を決めるのにコール合戦させるとか。クリスマスなんだから、どっちがサンタでどっちがトナカイなのかでも良いし。「お目当ては?」を聴いておいて、人数をぶっちゃけて言ってしまうとか。でも私の方が盛り上げるもん!みたいな。
ふたりは物理的な距離(あんまり言っちゃいけないけど)もあって「お友達」ではないし、本人たちもファンも微妙な距離感と言うかライバル意識はあって、そういうのを上手く盛り上げて(上手く盛り上げるのが重要ですよ!)、お互いの人気を伸ばせていけたらなと思うんです。
まあ、そんな盛り上がりをしているのは私だけなんでしょうけども。


SaoriライブへのAiraの「公式乱入」は観ていないので、「前に見たのはEggmanか。スカひらとかやってたよねー」とか思っていたら、定刻通りに客電が消えて、いよいよ因縁の対決が開演です!(だから違うって)


まずはSaori@destiny
TOMMY、みずっちのツインキーボードを従えてのライブ。「WORLD WILD 2010」のリリイベでは鳴ってるの?と言う感じだったキーボードが、このライブでは全然違う存在感を見せる。良い意味で楽曲を崩して、ライブ感が凄い。カッコイイ。なんだこれ。
Saoriのパフォーマンスも、ダンスは上手くはないけど全力感が凄くて、観ている方も乗らざるを得ない。
曲もアゲる曲を揃えてきて、「Saoriも盛り上げないと」みたいなヌルい考えは完全にすっ飛んで、「Chemical Soda」のイントロが流れてきた時には「サオリー!」と叫んでました。あれ?
MCではmixiのメール検索に対して「最悪」。あまり親しくない友達にはOLをしていると言っていたのに歌手なの?と言うメッセージが来て、スルーしているとか。


久々のSaori@destinyのライブだったんですが、聞いていた通りにもの凄い進化をしてました。熱いし、暑い。びしょびしょ。

Saori@destiny セットリスト

1. Re:revolution
2. Baby Tell Me
3. グロテスク
4. シンパ
5. ファニー・パレード
6. Chemical Soda
7. Play
8. Wow War Techno
9. エスニック・プラネット・サバイバル
10. Ez Do Dance
11. I can't


続いてAira Mitsuki
「???」は初披露なのに「Yeah!Yeah!Yeah!」のところで声が上がる。上がるって言うか上げたって言うか。この一体感。
楽曲的にはダンス系のSaoriに対してキャッチーなポップで攻めてくる。
「ロボット・ハニー」「チャイナ・ディスコティカ」の鉄板の流れから、最新アルバム
いつも通りのイエロースーパーカー祭で終了。

Aira Mitsuki セットリスト

1. ロボット・ハニー
2. チャイナ・ディスコティカ
3. 321
4. Human Future
5. Valentine Step
6. Why Two?
7. サヨナラ TECHNOPOLiS
8. ???
9. ファンタジー・キャンディー
10. Summeeeeeeeer Set
11. イエロースーパーカー


手拍子アンコールになりそうな気配になったので、友人に「ここで勝負じゃないの?」と言ったら「サーオーリ!」
負けじとAiraファンも「アーイーラ!」 ここからお互いのコール合戦。
ほら、これですよ。ここで勝敗つけて、アンコールでの主導権を(まだ言うか
でも、やっぱりこういうコール合戦があっても良いんじゃないかな。Saori優勢だったし。「どちらかを選べ」と言われたら、ファンの数はAiraの方がかなり多いはずなのに。このライブにおいて、あえて勝ち負けをつけるならSaoriじゃないかと。いままでライブになんとなくすれ違いで行けていなかった自分が、思わず名前叫んじゃったくらいですし。


出てきたふたりは、どこまでもかみ合わないMCを展開。Airaの話題がジャンプするトークについて行ってるのかいないのか微妙な感じのSaori
来年の抱負は「コラボする」だそうです。確かにまたやって欲しい。今度こそ、対決で(しつこい)。

アンコール

EN.1 クリスマスメドレー(ジングルベル〜赤鼻のトナカイ〜サンタが街にやってくる)
EN.2 I can't


クリスマスメドレーはTerukadoエディットらしく、踊れるとまでいかないもののちゃんと身体を動かせる仕上がり。
「I can't」では観客の熱に機材が暴走したのか、音が切れてしまう。「これぞテクノ!」(ふたりの楽曲はテクノじゃないけど)と声を上げていましたが、まわりは「えー」という雰囲気。おまいらも乗れよ。
音が切れている間のアドリブでのメンバー紹介では、ナナさんのトークが面白かった。アヤコさんの煽りも。ナナさん最後にしようよ、って言う最前ファンの提案をあっさり袖にするAiraも。
仕切り直しでは最前のファンがミスをなかったことにしようとしているのに、普通にやり直し。
超名曲。しかもこれが最後の曲、とファンもわかっているので必要以上に盛り上がる。演者もノリノリで、AiraSaoriはもちろん、ダンサーさんも最前の観客とハイタッチ。なんなのこのテンション。


ふたりのライブでのパフォーマンスと、MCのグダグダっぷりの落差が、とても愛しいと思わずにいられない夜でした。