転々

映画を観てから本も読んでみました。


借金取りと、その借金取りに追われる青年が、借金取りに「百万やるから東京を歩け」と言われて始まる不思議な話。

映画(DVD)

監督さんがあまり好きではなく、「そりゃ余計だろって」演出が目に付く。
エピソードの取捨も、大きなところをザックリ落として、追加している。コレは賛否ありそう。ここまで変えてしまうと、「アリ」だと思う。
淡々とした「散歩」のシーンの綺麗さや、ふたりの会話の深み、ちょっとした事件の面白さ、どれをとっても秀逸。
オダギリジョー三浦友和がハマってる。


吉高由里子が出てるのもポイント高いですなー。
伊坂作品の映画化、「重力ピエロ」も楽しみです。


吉高由里子
http://www.amuse.co.jp/artist/yoshitaka_yuriko/

小説

当たり前だけど、エピソードが丁寧に描かれている。
最後のどんでん返しは要らなかったような気がする。


総合では映画版が好きです。


転々 プレミアム・エディション [DVD]

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転々 (新潮文庫)

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