束芋展を見てきました

ハウステンボスのパレスハウステンボス内の美術館でポスターを見て、面白そうだと思ったので行ってみました。


美術館に行ってみるとロビーが真っ暗で、やってるの?と言う感じでしたが、映像作品の展示のためでした。
吹き抜けになったロビーに団地からこぼれ落ちる家具。「団地層」と言う作品。いきなり凄い。
小説「惡人」の挿絵は、ダリの深層心理的な世界とエッシャーの図像に現代日本のモチーフが混在したような作品で、次々に見ていくと世界に引き込まれていく。
「油断髪」はアニメーション作品。「惡人」の登場人物をモチーフにしたもの。円形のスクリーンとファミコン的な音の組み合わされた音楽は面白かったけど、正直良くわからん…。
一番見たかったのが「団断」。上・中・下の3枚のスクリーンに団地の日常と、人物の非日常が展開される。ロビーの作品との対をなす作品。
「ちぎれちぎれ」は3次元に展開された映像作品。横たわる男と、上下の空。それぞれが繋がっていくのが面白い。
「BLOW」では鑑賞者は左右と下にスクリーンを見る。奇妙な植物が生長していく様が表現されるのを、その世界の中から鑑賞するのが新鮮。


満足度は高いですが、ボリュームはもうちょっと欲しかった。電車の作品も見たかったなー。